紀勢T
EOS 6Dの実力をもっと試したく、合格祝いで遠征へ。
場所は前から気になっていた熊野古道を求め紀勢(紀伊+伊勢)へ
御坊まで快速で一気に南下し、休憩がてら紀州鉄道へ。
1.8kmの距離を25km程度でガタンコドンと往路する鉄道なのです。
かつては日高川を渡った所にも鉄道が走っていたそうだが、ノーマライゼーションによる車の普及に
伴い今現在は西御坊駅までとなってしまった。
そのため、廃線跡として今でも見る事が出来る。
ただし、無断立ち入り禁止なので側の道路を歩いて嘗ての踏切後から写すしかない。
廃線跡(詳しくは撮影記に掲載します)を撮影した後、近くの神社に寄り道し
桜を撮ってみた。
思えば、今季初めての桜かも知れない。
再び列車に乗り、紀伊田辺へ。
もともと昼食休憩として1時間30分ほど取ったが、どう考えても暇だと思い
市のHPに乗っていた高山寺へ。
雰囲気はかなり素晴らしく、桜も良い。
高山寺と言えば奥栂尾のあの寺を想起するが、あれもまた素晴らしいお寺。
高山寺に外れはない。
紀南は暖かいためか、散り始めであった。
ここのお寺は何故かミツバチが異常に多く、撮影中も
羽音で万が一のことを考えて早めに退散した。
1日目は、青春18切符を使わず乗車券で行ったので+950円で特急くろしお9号に乗り紀伊勝浦へ。
最初はお金を出すのに躊躇っていたが、道中でお腹を壊したため
トイレ代に950円と思えば幸せに思える。
紀伊勝浦からバスで那智山へ。
那智の滝というバス停へ降りた。
このあたりは杉の木がかなり立派でもう少し時間を取れば良かったと後悔している。
苔も美しい。
観光客の大多数が、苔や杉の美しさを観察せず
滝へ滝へと目指していたのが少し悲しかった。
滝は現在、2011年の台風によりクレーンがあり、下からの写真撮影は厳しいかと思われます。
しかし、滝のあたりにはこんなに惚れ込んでしまうような景色もあります。
やっぱり来た価値があった!と心中で思いました。
熊野那智大社へと上がる道にあった桜。
流石にこのあたりは冬でも暖かいせいか、すでに葉桜。
中には完璧に散っているのもありました。
那智の滝と三重の塔。
外国人の親子が哀愁を漂わせて語り合っていた。
熊野那智大社の近くにあった青岸渡寺。
個人的に一番驚いたことは、このお寺西国33カ所の一番札所なのである。
関西圏に住んでいながら、こんな事も知らなかったとは恥ずかしい
この日は三輪崎にあるペンション(1泊2900円)の所に宿泊。
値段が値段だけにどうなることかと思ったが、女将さんが非常にいい方で
コンビニへ送ってくれたり親切な方でした。ありがとうございました。
臭いとか清潔感に敏感な方には向いてないな・・と思いました。
翌朝、新宮方面の始発(7:29)で波田須駅へ。
紀勢本線の唯一の秘境駅なんて言われていたりします。
駅全体の画像はなかなか撮りづらくありませんので、他サイトで参照して頂ければと思います。
新宮より東はこんな感じの国鉄車両も健在。
地元方によると、近いうちになくなるのだとか。
椅子が堅く、背中の痛みも感じる列車ではあるが
やはり、ガタンゴトンという音が車内に響きこれもまた素晴らしい旅情感を
掻立ててくれる。青春18切符ユーザーとしては少し悲しい。
その後、徐福の宮を訪れ波田須の道(熊野古道)へ。
この道は鎌倉時代に作られ、熊野古道(伊勢路)の中でも最も古いのだとか。
古道の説明を入れておくと、このあたりには高野山より熊野に行く古道、
吉野から熊野へ、紀伊田辺から熊野へ、熊野から伊勢へ(伊勢路)などがあります。
熊野古道で有名な大門坂だけではなく、色んな道があります。
続きます。